セキュリティエンジニアになるには

セキュリティー

個人も法人も狙われている現代

インターネットが急速に普及し、セキュリティなどの知識がないままにインターネットを気軽に利用されていた方の中には、個人情報を抜き取られたりネットワーク内に侵入されるという事が多々ありました。
セキュリティを万全にしないと危ないのだとわかっていても自分だけは大丈夫という気持ちがウイルス感染を拡大させたこともありました。

近年、セキュリティを強固にしなければならないという事を多くの人たちが認識されていますが、それでもなお、新しいウイルスを作っては他人、また企業等に迷惑をかけ続けるハッカーもいます。
法人は常にネットワークに侵入されないようセキュリティに万全を期すことが必要ですし、セキュリティに関する専門家の力を借りながら対応していくしかない状況です。
国の関係機関などにもハッカーの侵入があるくらいですから、個人や企業のネットワーク内に侵入することなど、ハッカーにとっては簡単な事です。

セキュリティに関する専門家の必要性は年々高まっています。
情報セキュリティについての専門知識を持ち予防から対応まで対処できる専門家をセキュリティエンジニアといいます。

セキュリティエンジニアのいくつかの資格

セキュリティに関して深い知識を持っている人ならセキュリティエンジニアとして活躍する事が出来ますが、企業としてはその知識を本当に持っているかどうか、スキルや経験があるのかどうかを判断するため、資格を求めることがあります。
セキュリティエンジニアが保有しておくと有利な資格がいくつかありますので紹介しましょう。

NISMと呼ばれるネットワーク情報セキュリティマネージャー資格があります。
ハッカーなど不正アクセスに対応するために作られた資格で、ネットワーク機器やソフトなどを開発する企業やメーカーが自社開発製品に関して操作技術や管理技術をしっかり持っていることを認証するベンダーフリー資格です。
資格検定の為の講習が必要であり、レベルが一定基準になれば有資格者となれます。

ComoTIA Securityは、CompTIAが行う資格試験でセキュリティなどの深い知識と技術を持ち、十分活用できるとして認定される資格です。
この資格はセキュリティ分野において非常にレベルが高く世界的に信頼度の高い資格です。

下位レベルの資格から順を追ってレベルを上げていく必要があるシスコ技術者認定は、Cisco Systemsという企業が行っている技術者認定です。
基礎レベルから徐々に資格検定の内容が上がっていくので、基礎から応用まで深く勉強しながら資格取得ができます。

情報セキュリティスペシャリスト試験は、セキュリティという面では珍しく国家試験で、スキルとしても最高のレベル4が必要な資格となります。
セキュリティに関してスペシャリストとなるための最高資格と認識されており、合格率たった13%というかなり難しい試験です。

セキュリティの専門家は企業から求められている

セキュリティを崩されてしまえば、企業の主軸を崩されてしまうばかりか企業が持っていた機密データまで漏えいしてしまう可能性があります。
セキュリティを整えることは企業にとって必然で、しなければならない必須事項です。

セキュリティの専門知識を持っているとされる人材に関して、国内に23万人以上存在するといわれていますが、実際に企業等で即座に対応し強固なセキュリティ構築ができる人材はそのうち、たった9万人です。
スペシャリストが求められるなら、本当に深いセキュリティ対応能力がある方が求められています。