モバイルフレンドリー化に向けて!レスポンシブ対応のメリット・デメリット

モバイルフレンドリー

だれでもネットを持ち歩いている

携帯はガラケーといわれるようになり、今はスマートフォン全盛の時代となっています。
高齢の方もらくらくフォンのような老眼でも支障がないスマートフォンを活用されていますし、若い方はタブレットにスマートフォンにとモバイルを使いこなしている時代です。
Webはパソコン利用だけを考慮するのではなく、スマホ、タブレットなどからもアクセスされるのだという事を意識した作りが必要不可欠となっています。

スマホとパソコンの画面を比較するともちろんパソコンの方が見やすいです。
大きさが違います。
でも画面が小さいスマホでもインターネットを閲覧などするとき、画面が見にくかったり、いちいち右、左と移動しなければみられず、全体像をつかむことができないのではストレスです。
そこで開発されたのがスマホ専用のサイト、若しくはレスポンシブWebデザインというものです。

この様にWebサイトなどとスマホや携帯等小さい画面に対応できるよう最適化する、つまりスマートフォン対応にすることをモバイルフレンドリーといいます。
モバイルフレンドリー化する、という事は、パソコンなどで見られるサイトをスマホでも快適に閲覧できるようにするという意味です。
これはGoogle評価基準となっていて、現在ランキング付などに利用されています。

Googleが追加したモバイルフレンドリー要素

大手検索サイトといえばもうみなさんおなじみのGoogleです。
調べたいものがある時にも、メールをするときにも音楽を聞いたり画像を共有する時にもGoogleのサービスを利用しているという人は多いでしょう。

このGoogleが2015年4月からモバイルフレンドリー要素を取り入れました。
独自チェック項目という事でそれほど大きな要素ではないと考える方もいるかと思いますが、今やGoogleは世界的に大きな存在となっているのですから、これは非常に大きな変化です。
Googleを検索に利用している人は数知れず、またスマホも現在シェアが非常に高くなっていますので、スマホ対応のサイトを運営している企業、個人はモバイルフレンドリー化しておかないと検索上位に挙がってこないともいえるのです。

もっとも利用されるレスポンシブWebデザインのよさ

対応の仕方はたくさんあるのですが、最も多く行われているのがレスポンシブWebデザインです。
通常スマホ専用サイトではスマホとパソコン用のサイトについて「異なるHTML」で管理が必要です。
ということは更新や追加、修正が必要となった時、両方ともおこなわなくてはなりません。
それと比較するとレスポンシブWebデザインであれば、スマホもパソコンもHTMLが同一となるので、いちいち面倒なファイルの書き換えなどが必要ないのです。

サイトによっては更新回数が多い、というよりも更新回数を多くせざるを得ないサイトもありますので、そんなサイトでHTMLをスマホ用とパソコン用に書き換えるというのは非常に面倒な事、その為、レスポンシブデザインの方が便利といえます。
Webサイトとしてスマホもパソコンも同一なので、リンクなども簡単ですし、もしもスマホでサイトを見た方の評価をパソコンで見た方がこれは面白いと、そのサイトにアクセスする場合も、URLが一緒なので面倒がありませんし、紹介する方もスマホ用とパソコン用のURLを表記する必要もなく便利です。

レスポンシブWebデザインにもデメリットあり

しかし全くデメリットがないという事はありません。
対応デバイスが多くなればなるほど、HTMLファイルソースを長くする必要があるのです。
最初が非常に面倒であると言えます。

画像に関してもスマホとパソコンでは画像処理能力なども違いますので、パソコン用に作ったサイトをスマホでも閲覧できるように・・・とレスポンシブWebデザインで利用した場合、容量が重く表示がかなりのろくなることもあります。
レイアウトについても、パソコン用で作ったサイトはスマホで見やすいように、スマホで作ったサイトはパソコンで見やすいようにコーディング作業がどうしても必要になるので、修正や更新は非常に楽でも、構築するまでにかなりの時間がかかり複雑なので知識も重要となります。

モバイルフレンドリー化はこれから必須となる

Googleという最大手閲覧サイトが利用しているモバイルフレンドリー化がすでにランキングに活用されているという事になると、やはり利用しているユーザー、法人等はモバイルフレンドリー化のため、レスポンシブWebデザインに対応していくべきでしょう。
画像が非常に多いなどで容量が重い物に関してはレスポンスを考慮し、専用サイトが向いていると思いますし、更新頻度が高いという場合、レスポンシブWebデザインが最も適していると考えられます。
運営しているサイトがいずれのタイプなのかを見極め、どちらの方法が適性なのかチョイスしていくことが必要です。